2019.09.11
突然豪雨になりますね。
今回は「トヨタとBM」です。
1980年代の話です。日本企業の勢いは目を見張るものがあったようです。
これには「同一労働同一賃金」が関係しているとのことです。
トヨタは部品のほとんどを傘下の中小企業に作らせていました。
産業別の同一賃金はなく、大企業の人件費より中小企業の人件費のほうが安いので
自前で製品を作らず外注に任せた方が、安い単価で車ができるのです。
一方、アメリカは産業別に同一賃金がありますから、
外注を使って安く車を作るのにも限界があります。
BMはほとんどの部品を自社で製作し、そのためトヨタに比べ割高になっていたのです。
今、日本が取り組もうとしている「同一労働同一賃金」は、
アメリカのような同一労働同一賃金ではありません。
たぶん、骨抜きになって失敗します。
おそらく今後も中小企業への買いたたきは続くことでしょう。
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