2019.04.02
今日も寒いです。
引き続き借地権について書きます。
借地権の譲渡についてです。
借地権を譲渡する、とはどういうことなのか?
借地権とは、建物を所有するために他人の土地を借りる権利です。
例えば、Aさんから敷地を借りて建物を建てたBさん(つまり建物と借地権の所有者)が、Cさんにその建物を売るケース。
この場合、CさんはBさんから建物を買うと、必然的にAさんから敷地を借りることになるので、
BさんからCさんに建物と借地権が譲渡されたことになります。
まず、Bさんは、土地所有者のAさんに「借地権を売ります」と告げなければなりません。
もしAさんが拒否したら家庭裁判所にAさんをすっとばして売却の許可を求めることができます。
家庭裁判所は、Aさんに特段不利益がないと判断すると、売却を許可します。
この際、もしAさんが土地をどうしても取り戻したければ、「その建物は自分が買う」といえば優先的に買うことができます。
もしBさんが勝手にCさんに売ってしまうと、AさんはCさんに「その建物を買うから出て行ってくれ」と
主張することができます。
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