2019.11.20
気が付けばもう11月も下旬です。
今回は「ルール」です。
ちょくちょく社会学者の小熊英二の本を読みます。
その中に次のような話がありました。
日本のルールには意図的な「不明瞭さ」が多い。
例えば外国人の永住権や国籍取得に際して「素行が善良であること」などが規定されています。
しかし、犯罪や税の滞納などがなくても永住権などが認められないケースがあります。
そして、行政はその理由は教えてくれないそうです。
これは明治時代の法学者の穂積陳重が言うには、
帰化の条件をクリアにしてしまうと、条件をクリアした者については帰化を拒否できなく
なってしまうので、行政側の自由を守るためにあえて不明瞭にされているそうです。
このような「不明瞭な」ルールが日本には多く、
小熊英二は外国人が日本で働く上での壁になるのではないか、と危惧しています。
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