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    賃金の現状

    2019.09.12

    子どもが急に高熱を出しました。

    今回は「賃金の現状」です。

    戦前は、年功で賃金が上がるのはホワイトカラーのうちの幹部職員のみ、
    わずか数パーセントだったようです。
    事務職員やブルーカラーは、対象外だったということです。

    戦後、「これは差別だ」ということで、戦後民主主義の一環として
    年功賃金の対象者を増やすという方向に変化しました。

    景気がいいうちは、ガンガン拡大してみんなが年功賃金の対象になったのですが、
    オイルショックあたりから企業の賃金負担が重荷になり始めました。

    そこで正規職員は増やさず(減らすわけではない)、非正規を活用したり、
    能力給の割合を増やして年功部分を抑制するようになりました。

    日本は、年功賃金を前提にして、家や子育て費用は自分で賄う社会です。
    年功賃金が抑制される一方で、社会保険や公営住宅の拡充が図られない、
    というのは厳しいですね。

    税金、助成金、社会保険、確定申告、就業規則、節税等のご相談は、守口市の石田憲雄税理士・社会保険労務士事務所にお任せください。