2019.08.06
台風が発生しているようです。
今回は「日本社会のしくみ」です。社会学者の小熊英二の著作です。
学生の頃は、多少粗くても鋭い学者が好きでしたが、
今は、ひたすら地道に事実を積み上げる小熊英二のような学者もかなり好きになりました。
読み始めたばかりなのですが、
1章では日本社会を「大企業型」「地元型」「残余型」の3つに区分しています。
おおざっぱに年金でいうと、それぞれ「厚生年金」で生きていける人、
「国民年金」で生きていける人、どうやって生きていくの?という人、に対応しています。
もともと「残余型」はかなり少数だったのが、時代の変化でどんどん増えていく様子が説明されています。
しかも国はかなり正確に予想していたようです。
にもかかわらず、なぜ年金制度がずっと改革されなかったのか?という疑問にも答えてくれそうな
雰囲気の本です。
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