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法人成

2019.07.26

台風が来るようです。

今回は「法人成」です。

今、法人成のシミュレーションをやっているのですが、
税金が70万円ほど下がるのに対して、社会保険料が90万円ほど上がります。
税金しか考えていないと、エライことになります。

しかも。
難しいのは、税金と社会保険料の二つを考慮する、ということだけではありません。

例えば、法人成した場合、夫と妻が10歳離れていたら、
夫が65歳になった時点で妻(55歳)は厚生年金の3号ではなくなり1号になります。
したがって妻は60歳になるまで国民年金を年20万円ほど納付しなければなりません。

また、夫が65歳になった時点で厚生年金に20年以上加入し、妻が20年未満であれば
夫には妻が65歳になるまでの10年間、加給年金が年40万円加算されます。

このように、法人成が損か得かを比較する際、考慮すべきことは結構あります。
しかし、実務で見かけるのは税金と社会保険料のみ。

この業界、かなりいい加減です。

税金、助成金、社会保険、確定申告、就業規則、節税等のご相談は、守口市の石田憲雄税理士・社会保険労務士事務所にお任せください。